シューズの基礎知識
-
お使いいただくシューズはとても繊細なアイテムです。
保管や取扱の仕方一つで、長持ちするかどうかが変わります。
ずっとお使い頂けるよう、ここではちょっとしたワンポイントアドバイスをご案内いたします。
シューズ本体に取扱い説明書を添付しておりますので、ご利用前に必ずご確認ください。 -
シューズは温度、湿度の低いところで保管する
シューズは保管中でも自然に劣化するということ、ご存知ですか?
劣化とは、例えば、ソールの剥離、変質、破損など、シューズの変質のことです。
放っておくと、これらの現象が、自然に起こってしまうのです。
まだおろしていない新品のシューズをしまっておく場合にも、同じように劣化は起こります。
特に温度、湿度が高いとこれらの劣化が促進されるので要注意!長期保管したシューズを身に着けるときには、
シューズの状態を、チェックしてからにしましょう。 -
車中での保管は厳禁!
車中にシューズを置きっぱなしの人を見かけますが、これは、おすすめできません。
例えば、炎天下の車内、トランク内は大変高温になり、短期間でシューズの底がはがれたり、
変形することがあるからです。
面倒でも、シューズは車から持ち帰って、温度、湿度の低いところで保管しましょう。 -
履いたあとの「ちょいお手入れ」が、長持ちの秘訣
シューズを使用したあとには、ブラシなどでさっと汚れを落として、
陰干しにしてから、湿気の少ない場所に保管する・・・
たったこれだけの「ちょいお手入れ」を習慣化するだけで、
シューズを長くいい状態でご愛用いただけるようになります。
直射日光や高温化で長時間放置するなどは絶対にしないでください。
お手入れ方法
-
1.天然皮革のアッパーのお手入れ
- 1)シュークリーナー(市販)を柔らかな布につけ、汚れを拭き取ります。
- 使用後のタオルには、こんなに汚れがついています。
- 2)スエードなどの場合は、硬めのブラシでやさしく起毛するようにホコリや汚れをかきだした後、
スエード用クリーナーをご使用ください。 - お手入れ前①と後②では、このように違いが・・・
- スエード用ブラシ(③・ブラシ内にワイヤーがあります)、日常の汚れ落とし用ブラシ④
ご注意・シューズは、洗濯してはいけません。激しい色落ち、皮革の硬化などの変質の原因となります。
-
2.人工皮革のアッパーのお手入れ
1)汚れが落ちにくい時は、シュークリーナー(市販)を使います。ご使用になった後は
クリーナーをきれいに拭き取ってください。- 2)つま先は特に丁寧にお手入れしましょう。
- ご注意・シューズは、洗濯してはいけません。激しい色落ち、皮革の硬化などの変質の原因となります。
-
3.織布のアッパーのお手入れ
1)スニーカー専用洗剤(市販)とぬるま湯で、汚れをきれいに洗い落とす。
漂白剤、又は漂白性の強い洗剤をご使用になりますと変色、褪色を起こす原因となります。
洗濯機を使用すると、繊維組織を傷つけることがあるので注意!2)洗剤が残らないように、充分にすすぎ洗いを。
洗剤が残っていると変色の原因になります。3)風通しの良い日陰を選んで乾燥。日陰での自然乾燥が基本です。
直射日光、ストーブ、ドライヤー、乾燥機等で乾燥すると、変形、縮み、変色、ソール剥離の原因となります。
また、洗濯で落としきれなかった汚れが急速な乾燥により部分的に集積したまま乾き、
シミ状に浮き出る原因となりますので注意しましょう。 -
シューズの寿命
ポリウレタン素材について
シューズのミッドソールに使用する「ポリウレタン(PU)」素材はクッション性、耐磨耗性などに優れていますが
使用期間、使用回数に関わらず空気中に含まれている湿気などの水分の存在によって
素材に経時変化(加水分解)が生じ、使用に耐えないほど劣化・変質・破損していることがあります。
ポリウレタン素材の寿命は製造から3年~5年が目安となります。
※ただし使用状況によっては早まる場合がございます。
※高温・多湿の場所でのご使用や保管は避けてください。
※長期保管の後は着用前に必ずご確認ください。
シューズの選び方
-
足に合わない靴は足を傷つけます。自分の足に合う靴の選びかたをご紹介。
詳しくはコチラを参照ください。 -
シューレースの結び方
様々な形状の足にシューズをFITさせるために、シューレースの結び方にも多くの種類が存在します。
シューレースの結び方次第で、故障を防ぎパフォーマンスの向上につながることもあります。